1983-09-19 第100回国会 衆議院 予算委員会 第1号
つまり、あの不幸な朝鮮戦争のときに、北鮮軍は南に侵入をした、侵略という意味で国際連合においてその判定を受けて、国連軍が形成されたわけです。そういう意味において、北鮮と韓国とは、やはりわれわれから見れば立場が違うし、そういう点もわれわれは国際外交上の問題として考えておるわけであります。
つまり、あの不幸な朝鮮戦争のときに、北鮮軍は南に侵入をした、侵略という意味で国際連合においてその判定を受けて、国連軍が形成されたわけです。そういう意味において、北鮮と韓国とは、やはりわれわれから見れば立場が違うし、そういう点もわれわれは国際外交上の問題として考えておるわけであります。
バランス問題を提起しておられますが、核問題だけで軍事バランスの問題を評価することも非常に困難だと思いまして、その他一般の、在韓米軍なりあるいは韓国軍、北鮮軍というそういう総合的な体制の中でバランスが保たれる。
それをどう見ているかという問題ですが、これは御承知のように、あそこは国連軍と北朝鮮軍及び中国義勇軍という軍事当局の間での休戦協定というもののもとで辛うじて一応の安定が保たれているということで、私どももあの地域がアジアにおける一つの不安定要因であるという認識は持っておりますし、それに対して当事者である国連軍なり北鮮軍なり中国義勇軍というのはどういうふうな思惑でどういうことをしているかということについては
○政府委員(中江要介君) という意味ではなくて、経過という意味では、八月の十八日の午前十時四十五分ごろに、板門店の共同警備区域内で立木のポプラの小枝の伐採作業を国連軍側が行った、これに対して、北鮮軍側の警備員がやってきてその作業の中止を要求した、双方の間で論争から乱闘になって、その結果、国連軍側が米軍将校二名の死亡と兵士計九名の負傷という犠牲者を出した、北鮮側では五名が重軽傷を負ったと、こういうふうに
○大川説明員 昭和二十五年の安保理事会の決議では、北鮮軍の侵入を押し返すために各国が兵力を提供することを勧告する内容でございました。
少なくとも平和のフレームワークを維持するために、米軍司令官と北鮮軍司令官といったような何かの話し合いがなされなければならないようにあの決議案はなっております。したがいまして、あの決議案はそういうことをやはり含んで示唆しておるという意味のことは、ごく簡単にですが、私が申したことはございます。
この中では、「北鮮軍による侵略及び朝鮮における平和の回復に努めている国際連合に対する北鮮軍の戦闘行為による侵略が」云々と、こう書いてあるわけで、侵略という規定をしているのです。ところが、いま国際連合の総会では、国連軍の解体ということが国際的潮流になっている。こういう中で、非政治的とか政治的とかではなくて、現状をどう見ているかということを私は聞いているんです。
しかも、この五〇年七月七日の、例の有名な安保理の決議では、北鮮軍に対する作戦中に、イン・ザ・コース・オブ——作戦中に、国際連合旗を参加する諸国の旗とともに使用することを許可する。作戦は終わったんでしょう。どうですか。これは大臣でも答えられるでしょう。
○森元治郎君 いや、私が言うこの第五項、「統一司令部が、その裁量によって、」「北鮮軍に対する作戦中」に、作戦中にというのは、旗を立てることを許可するということは、作戦が終わったら旗をおろせとまでは書いてないが、少なくも戦っているときは世界の平和と安定を願ってつくられた国連の旗と、こういう意味で高く掲げよという気持ちでしょう、これは。
○政府委員(影井梅夫君) 一九五〇年七月七日の安全保障理事会決議第八十四号でございますが、その第五項、この北鮮軍に対する作戦中であるかいなかということは、これは安全保障理事会自身が判断する事項かというふうに考えます。
をちょっと口で申してみますと、極東ソ連軍というのが陸上で十七個師団の二十四万人、海上艦艇が九十万トンで七百五十隻、それから航空機、主として空軍を申しますると約二千五百機、それから中共軍が、——これはもちろん全部が日本に向けられるというような意味で申しているわけじゃございませんで、数字的な兵力量を申しておるわけでありますけれども、中共軍が二百五十五万、艦艇で三十万トン、それから空軍が三千二百機、それから北鮮軍
○久保政府委員 この前の御質問の中で大久保元長官に関する件は海上保安庁のほうから御報告願いますが、掃海の事実関係について御報告いたしますると、朝鮮動乱が勃発しました際に、北鮮軍が、南鮮軍に協力する国連軍の作戦及び海上輸送を阻止する目的で、朝鮮半島の主要な港湾に各種機雷を多数敷設いたしております。
そうしますと、当然私どもとしては、韓国空軍及び北鮮軍の迎撃機が上がってくると考えられました。普通の場合ですと、無通告で入った場合に迎撃機の指示に従わなければ撃ち落とされてもしかたがないことであります。そのために、何とかしてこれを通報したい、いわゆるこういう状態でやむを得ず行くのであるということを知らせたかったのであります。
(拍手)護衛つきスパイ機を飛ばすということは、場合によっては北鮮軍と戦闘を交えるということであります。現に、ニクソン大統領は、去る十九日、護衛つき米偵察機や情報収集艦が今後攻撃をされた場合は、警告抜きで徹底的な報復をするであろうと語っておるでしょう。このスパイ機は日本から飛び立つのでありますが、そのスパイ機には、戦闘の意思を持った護衛機がつくのであります。
しかしこの場合でも、休戦協定ができたということでそれは了解されておるんでありまして、したがって、休戦協定があるにかかわらず、三十八度線以北の韓国部分に対しては北鮮が攻撃し得るとか、あるいは休戦協定の三十八度線以南のところについて韓国側あるいは北鮮軍が回復し得るとか、そういうことはなくなっておるわけでございます。
その次は、したがって北鮮軍に対して三十八度線まで撤退することを要請した、これが六月二十五日の決議でございます。ところが二日たちまして六月二十七日には、これは、前の要請を聞かずに、撤退していない。したがってこれに対してやはり国連憲章三十九条を引用いたしまして、各国、国連加盟国に対して、この武力攻撃を撃退することについて、国連に対する協力を要請するという勧告をしたわけでございます。
そうして、続いて二十七日に、その事実認定のときに、北鮮側に対して、軍隊を三十八度線以北におさめるようにという要請も同時に安保理事会でしておったのでございますが、二日間たってもその要請が聞き入れられないので、二十七日に至りまして安保理事会が各加盟国に勧告をいたしまして、この北鮮軍が三十八度以北に引き上げるような韓国政府の努力に対して援助をするようにという勧告をしたのでございます。
北のほうには北鮮軍がおりますが、小ぜり合いは多少ございましょうとも、休戦協定を守っていくであろう。両方とも良識ある権威であり、国家でございまするから、多少の小ぜり合いはあろうとも、重大なることにはならないというのが、われわれ防衛庁としての良識ある見方でございます。
第三は、この南北の接点から少しでも北鮮軍の状況を推定できるかもしれないということにあったと報告している。これは「防衛日報」の四十一年十月八日付を読むと、これははっきりしているのですが、これも教育訓練と解するのですか、それとも、そうでないのかどうか。
事実、十月の二十九日に江華島というのですか、あの付近で操業中の韓国の漁民百四人が北鮮軍に連れ去られて同日釈放された、というふうな記事が新聞に報道されておりますけれども、また、過去に、日本漁船が北鮮の警備艇に発砲されて、乗り組み員が負傷されたという事件もあるやに聞いておりますが、その農林大臣が言われる北鮮沿岸三海里、わがほうはそこまでしか領海として認めていないということであれば、拿捕の危険がありませんか
マッカーサーが直ちにそのあとになだをうって北鮮に飛び込んでいって、そして北鮮軍に降伏をせよといういわゆる布告をしたわけだ。そうして、同時に十月の二日には国連軍がだんだん態度を大きくしていった。いまのベトナムなんかにおけるようなまだほんの遠慮がちの飛び石的な爆撃ではなくて、戦線を拡大して、鴨緑江を越えて満州までも占領しようという。
しかし国連軍司令官は、この作戦指揮権はいわゆる北方からの脅威がある場合以外に発動しないということになっておりますから、三十八度線で北鮮軍が攻めてくるという場合以外には使わぬということになっております。実際問題としてそれ以外に戦争が起こるということは考えられません。理論的にはあり得ることかとも思います。
それから四カ月たちまして、六月二十五日に、ソ連によって訓練され、装備され、指導され、援助された北鮮軍が、どっと南鮮に侵略いたしました。そういたしますと、そこでアメリカはすぐ何をしたかというと、ここで日本は占領していたからよろしいのでありますが、そのときに一番あぶなかったのは台湾であります。すぐ第七艦隊をやると同時に、一番先にやりましたのは、フィリピンとの条約を結びました。